はじめに
過去記事で初めてビルドデータをアップロードする手順を書いています。
今回はデータをアップロードする手順になります。
1.デポの設定
最初にデポの設定を行っていきます。
1-1.デポの新規作成
→「Steamworks設定を編集」を押します。

→「SteamPipe」タブ
→「デポ」

→「新しいデポを追加」

作成するデポに対して名前の入力とデポIDの選択を求められます。
デポの名前:
Windows用とわかるようにしたいので
「自分のアプリ名 Win バージョン情報」としておきます。
デポID :
デフォルトのままで問題ありません。

macOS用にもデポを作成したいため続けてもう一度「新しいデポを追加」を押して作成します。
デポの名前:
macOS用とわかるようにしたいので
「自分のアプリ名 Mac バージョン情報」としておきます。
デポID :
デフォルトのままで問題ありません。

その後、オペレーティングシステムを
WindowsとMacへそれぞれ変えます。
「保存」をお忘れなく!

1-2.デポの追加
アプリ管理画面まで戻り、「関連する全てのパッケージ、DLC、体験版、ツール」を押します。

ストアパッケージのパッケージタイトルの欄が押せるのでクリック

「デポの追加/削除」を押します。

先程作成したデポが表示されているはずです。
両方を追加して保存します。

「含まれるデポ」に新規作成したデポが追加されました。

デポの追加が必要なのは今の画面だけではなくあと2箇所あります。
1つ前の画面に戻って、今実施したデポの追加を「プロモーションあるいは特殊パッケージ」の
2つのパッケージに対しても実施します。

1-3.デポの公開
デポに対してビルドデータのアップロードを行うのですが、
今までの設定を「公開」しないとアップロードができません。
ここからはそのための手順になります。
→アプリ管理画面
→「Steamworks設定を編集」

→「公開」タブ
→「公開の準備」

→「Steamに公開」ボタンが出現するので押す。

→確認コードを入力しろと言われるので説明文の通りに確認コードを入力
→「本当に公開する」
※未リリースの場合はリリースされるわけではないのでご安心を。

これでビルドデータをアップロードする準備ができました。
2.ビルドデータアップロード
ビルドデータのアップロードは2種類あります。
・Zipファイル(最大 2048MB)をSteamに直接アップロードする
・Steamworks SDK 経由でアップロードする
今回は過去記事と同様にZipファイルを直接アップロードする方法を実施します。
2-1. Zipファイルアップロード
アップロードするページへ移動します。
→「SteamPipe」タブ
→「ビルド」
→「こちら」

アップロードするページにこれました。

Windows向けのビルドをアップロードします。
Unityでビルドして出来上がったフォルダをまるごと圧縮してください。
そのファイルを「ファイルを選択」より選んで「アップロード」を押します。
その後、「アップロード」ボタンだった箇所がゲージに変化し、アップロードの進捗がわかります。

アップロード完了後、下にメモ欄が出現します。
メモ欄にバージョン情報など 後から見た時に区別がつくような内容を記入して「Commit」を押します。

macOSの方も続けてアップロードします。
Xcodeで公証済みの.appファイルをZip化してアップロードします。 公証済みの.appファイルの作り方はこちらです。 marumaro7.hatenablog.com
操作画面を更新してから「ファイル選択」→「アップロード」します。
(操作画面を更新せずアップロードしたところうまくいきませんでした。)

アップロード完了後、下にメモ欄が出現します。
メモ欄にバージョン情報など 後から見た時に区別がつくような内容を記入して
「Commit」を押します。

2-2.ビルドの有効化
アップロードしたビルドデータを有効にしていきます。
→「SteamPipe」タブの「ビルド」
→Win用のビルドデータに対して
「ブランチ用にビルドをライブに設定 ...」の項目を「default」に設定
→「変更をプレビュー」

→「今すぐビルドをライブに設定」

確認のウインドウが出現するため「OK」を押します。

これを行うことで「過去のWindows向け」と
「過去のmacOS向け」、「今回のWindows向け」の内容が一つに統合されます。
(色々試しましたが、新バージョンのみをdefaultにする方法がわかりませんでした。)

macOS用も同様の手順でdefaultに設定します。
新旧のビルドデータが合体したまとまりができていると思います。

3.起動ファイルの指定
起動するファイルがどのファイルなのかを指定します。
→「インストール」タブ
→インストール全般

前回設定時から変更があれば更新しておきます。
4.公開
「公開」タブから
「公開の準備」〜「本当に公開する」を押します。


5.含まれるデポの設定変更
新旧のデポが合体した状態なので不要なデポは対象外にします。
アプリ管理画面まで戻り、「関連する全てのパッケージ、DLC、体験版、ツール」を押します。

ストアパッケージのパッケージタイトルの欄が押せるのでクリック

「デポの追加/削除」を押します。

古いビルドデータが割り当てられているデポのチェックを外します。

これでダウンロードサイズが少なくなるはずなので
古いデータはインストールされないようになっていることがわかります。

デポの設定変更が必要なのは今の画面だけではなくあと2箇所あります。
1つ前の画面に戻って、今実施したデポの追加を「プロモーションあるいは特殊パッケージ」の
2つのパッケージに対しても実施します。

以上で完了です。
おわりに
古いビルドデータのデポと新しいビルドデータのデポが
合体してしまうところがおかしい気がしています。
もっと良いやり方があれば教えていただきたいです。













































































